第76番 観音院
詳細

●本尊/十一面観世音菩薩 ●開山/勝道上人 ●創建/神亀6年
●所在地/〒771-1202 徳島県板野郡藍住町奥野字猪熊96 電話(088)692-2393

紹介
当山は聖武帝の御宇、神亀6年勅願僧勝道上人によって建立開創されました。のち弘法大師が四国御巡錫の砌、吉野河川の浄砂を採って土砂加持を行い、万霊妙供の秘法を修された霊場と伝えられています。
秘佛奥野観音と申しますのは、阿波國王の祈願佛であり、厄除・開運の霊験厚く、又秘神三賓大荒神王と申しますのは、お家と御家族の守護神にして、鎮宅無障の総親神として御利益が多いと謂われています。
特に二月三日は、一年の厄除・招福を祈願する節分祭が行われています。

「阿波狸の川崎権現のお話」
慶応年間、川崎から惣助という翁が納所として当院に来ていました。境内にある老木、橄欖(かんらん)樹の洞穴に住んでいた占形力のある古狸の精が納所に乗り移り、数々の奇験を顕し人々をお救いしていましたが、それが十二代阿波藩主の耳に達し、老公の病気本復等、愈々吉凶透視力を発揮して流行しだしました。
誰謂うともなく川崎権現と唱し、勝運・商売繁盛を祈願して参詣する者後を絶たず、時の住侶道隆上人が一堂を建立して川崎のご隠居狸をお祀りしたのが「川崎権現」であります。
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