第67番 瀧寺
詳細
●本尊/聖観世音菩薩 ●開山/弘法大師 ●創建/天長年間
●所在地/徳島県三好市三野町大字加茂野宮1796 電話(0883)77-2486
紹介
【略縁起】
四国曼荼羅霊場第六十七番瀧寺は、滝に因みて瀧寺と稱す。全国的に見て滝寺丈の寺は少ない。先では六拾七番丈けであろう。そもそも滝寺と云う曰れは二滝あり、一の滝は『竜王滝』、二の滝は『金剛滝』 二双の滝は崖の処ろに有りて風光甚だ好く,其の昔,弘法大師四国巡錫の途次立ちより、このところで修法して、大いに霊感ありて、後世の人の為めに、滝に因みて大師自ら瀧寺と名ずけて一寺院を建立し萬念山千光院滝寺と名ずけ、ご本尊大師自ら一刀三礼にて,聖観世音刻み給ふ。大師自らの御作にて、明治四十四年国指定国宝となり,現在に至る。現在、滝に因みて八月十四日の美女龍玉の滝まつりが行はれて、紫燈大護摩を修法して、此の日は約三千人位の美男美女が参拝に訪れる。又戦国時代足利幕府の後見役として天下に号令した豪勇三好畏慶の墓が現存する。
其の他、弥勒菩薩立像境内外に八十八ヵ所西国霊場「町立」もみじ温泉あり。日々参拝人温泉客多し。