第46番 香積寺 隻手薬師(かたでやくし)
詳細

●本尊/薬師如来 ●開山/弘法大師 ●創建/大同4年
●所在地/ 愛媛県東温市重信町田窪1504 ●電話(089)964-2264

紹介
香積寺は、瑠璃山区王院香積寺と申します。また通称隻手薬師(かたでやくし)と呼ばれています。香積寺は、大同四年にお大師様によって創建されました。毎月十二日が月縁日ですが、十二日は薬師如来が柳の木の下から掘り出された日で、それを記念して毎月近在から沢山な人々が参拝されます。隻手薬師と呼ばれる由来は、創建当時手の悪い人が仕事が出来ず、一方の手だけで薬師如来を拝んでいたら一方の手が治り、また再び仕事をすることが出来るようになった(片手で拝んでも御利益を頂ける)と云うところから、いつの間にか隻手薬師と呼ばれるようなりました。
本尊隻手薬師は秘密佛で、今日まで御開帳されたことはありません。現在の香積寺は、元禄年間に移転されたもので、旧跡は寺屋跡として地名が残っております。また本尊隻手薬師をお祠りしている前殿は、二十五年前まで、本尊をお祠りしていた建物で、重信町で最も古い木造建築です。
また史実として、西郷隆盛が鹿児鳥に帰還する際に、香積寺で京都清水寺住職月照上人と会談した場所として有名です。
昭和五十六年に東吉より勧請された張子大師(お大師職のお母様の手紙と弟子達の写経によって道佛)が奥の院にお祠りされ、毎年二月の節分の日に御開帳され参拝することが出来ます。
【行事】
縁日 毎月十二日
施餓鬼会 八月二十三日
春季大祭 四月十二日
納薬師 十二月十二日
初薬師 一月十二日
初詣 元旦〜三日
節分 二月三日
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