第43番 蓮生寺(ぼて茶寺)
詳細

●本尊/十一面観世音菩薩 ●開山/真如法親王 ●創建/延長年間
●所在地/ 〒799-2419愛媛県松山市猿川原甲289 ●電話(089)996-0639

紹介
【略縁起】
北条の起りは遠く桓武天皇の御世に潮る。伊予親王の後胤・ 藤原親房が館を構えたことによる。以来、発展してきたという。立岩川の上流に蓮生寺が在り、透徹した縁起に惹かれる。史料から拘引すると、延長元年(923)醍醐天皇のとき、真如法親王が温泉へ御入湯に来られた際、この花垣の里に一寺を建立して善弘幸と称したが、その後、蓮生寺と呼ばれるようになった。 伊予温古録にも「延長年間真学僧正が開基し、正保二年に快真がこれを中興して現在に至る」と記録されていた。ここで注目したいのが“真如法親王の開基”である。弘法大師の高弟で、世に喧伝されている大師画像は、法親王の筆というのが定説である。高野山内の親王院が住坊であった。晩年に中国へ渡り、その消息を断った。
本喰仏海上人の地蔵菩薩像を安置。仏海上人の足跡は国中に及び、その間に三千体を刻んだという。現存する像も少なく、貴重な遺産である。
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