第32番 極楽寺(霊場開創の地)
詳細

●本尊/阿弥陀三尊・石槌蔵王大権現 ●開山/行小角・弘法大師 ●創建/白鳳8年
●所在地/愛媛県西条市大保木4-36 ●電話(0897)59-0011

紹介
【略縁起】
石鎚山について殊更に述べる必要もないだろう。四国における大師信仰の正鵠であり、夙に喧伝されてきた。開闢は、古事記に「諾冊二車が石上比古神を生む」とある。
これまで極楽寺の知識に乏しく、偏見したのも事実であるが、寺域を訪ねて驚倒した。石鎚信仰の総本山にふさわしい風格があった。瞼崖を拓き、伽藍相貌の大法城である。縁起は、神変大菩薩と崇める役ノ行者が開創。自ら感得された阿弥陀三尊と石鎚蔵王大権現を安置したと伝う。後に弘法大師の留錫を以て開創とす。
霊山信仰の起こりは、弘法大師が山の神の許しを得て高野山を開いたように、仏教を広めることが神威に適うとした。山寺の所以であり、極楽寺の理念もこれにある。
主な建物を紹介すると、麓に蔵工堂、大師堂、信徒会館があり、遥か峰の中腹に本堂、本坊地蔵堂が在る。遊山は十三仏を径にし道遥は行者の健脚に任す。
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