第19番 宝積院
詳細

●本尊/阿弥陀如来 ●開山/天武天皇 ●創建/奈良時代●所在地/769-1504香川県三豊市豊中町上高野1986 ●電話(0875)62-2605

紹介
【略縁起】
乱世に仏都高野山が衰退し、外に法城を求めて再興を図ったのが若狭の青葉山麓であったという。地名に高野とあり、往古の伝説をとどめている。史実のほどは明らかでないが、ここへ来て上高野の地名に一顆の夢をみた。不思議はないだろう。
余談になった。宝積院に戻すと、略縁起を次のように伝えていた。不詳であるが、白鳳五年(676)天武天皇の時代に開創されたようである。弘仁年間(810)嵯峨天皇の勅願寺となり、そのとき弘法大師によって寺号がつけられた。妙音寺がそうで本尊に阿弥陀如来を安置。国指定文化財である。
ところが天正二年(1575)長宗我部の兵火にかかり、そのとき阿弥陀仏は大雨を降らせて、自ら火難を逃れたと伝えられている。下って正徳年間(1712)旭応阿闍梨が再建した。 その徳を慕って中興祖に敬う。現在の寺構は寛政年間に成った。境内に聖観音の立像がある。北村西望の監修にして、交通事故犠牲者の霊が祀られている。
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